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2011.07.16 エッセイ:「背景」に描かれた心象の写実(「日本のアニメーション美術の創造者 山本二三展」図録-神戸市立博物館)


平成23年(2011年)7月16日

●展覧会 神戸ビエンナーレ2011・プレ企画:「日本のアニメーション美術の創造者 山本二三展-天空の城ラピュタ、火垂るの墓、時をかける少女ー」

展覧会図録への寄稿文 『「背景」に描かれた心象の写実』

●展覧会神戸ビエンナーレ2011・プレ企画
日本のアニメーション美術の創造者 山本二三展 -天空の城ラピュタ、火垂るの墓、時をかける少女ー

●主催
神戸市立博物館、神戸新聞社、毎日新聞社、サンテレビジョン、ラジオ関西、神戸ビエンナーレ組織委員会
●会期2011年7月16日(土)~9月25日(日)63日間
休館日:月曜日
※ただし7月18日(月)、8月15日(月)、
9月19日(月)は開館
※7月19日(火)、9月20日(火)は休館
神戸ビエンナーレ2011のプレ企画として、日本のアニメーション美術の監督として数々の名作を生み出してきた山本二三の仕事を紹介する関西初の展覧会を、神戸市立博物館で開催します。

http://www8.kobe-np.co.jp/blog/nizo/2011/07/post-29.html#more

●趣旨テレビアニメ「未来少年コナン」(1978)で初の美術監督をつとめ、高畑勲や宮崎駿の作品に美術監督、背景画制作で参加。考え抜かれた精密な描写、情感豊かな風景表現で、人々を魅了してきた美術家の背景画のベストセレクションを一挙公開します。「二三雲」と呼ばれる、輝きと表情豊かな雲の表現は、アニメーションの世界では広く知られています。「天空の城ラピュタ」(1986)、「もののけ姫」(1997)、などで使われた背景画のほか、神戸を舞台にし、美術監督をつとめた「火垂るの墓」(1988)の現場スケッチ、イメージボード、背景画などを展示。あわせて「時をかける少女」(2006)の背景画など、未公開作品をふくむ約180点を紹介します。