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2011.07.16 学会発表:嵯峨八景図屏風 ~やまと絵で描く「日本の原風景」~


2011年07月16-17日 大阪 国立民族学博物館

 

●第53回意匠学会大会

●日時:2011年7月16日(土)10:30~17:30 2011年7月17日(日)10:30~17:00

●場所:国立民族学博物館

●研究発表・シンポジウム:第5セミナー室 パネル発表:第3セミナー室

●エクスカーション:本館展示場

●主催:意匠学会

●共催:国立民族学博物館

●パネル発表
大森正夫(京都嵯峨芸術大学)
「嵯峨八景図屏風 ~やまと絵で描く「日本の原風景」~」

「嵯峨八景図屏風」は、やまと絵の描法研究と平安文化の研究、ならびに日本の風景観研究として2001年春に結成した研究会(のちの「京都嵯峨八景研究会」)の成果物として制作したものである。

●作品概要

本屏風絵の主題である「嵯峨八景」は、江戸時代の儒学者である貝原益軒によるものであるが、この語意の読み起こしに際しては平安時代の習慣や嵯峨野に関する文献やフィールドでの調査研究を十分に加味した上で制作したものである。(研究成果は、冊子に収録)

制作にあたっては、日本画の古画研究工房の出身者(現在は日本画や仏画制作家)を中心に植生、祭礼習俗、人物描写、画面構成などの担当チームを編成し、専門家の助言を得ながら幾度もの小下絵から大下絵への過程を繰り返し、制作開始より約10年の歳月を経た2011年3月に完成した。

最終的な本描き制作に従事したメンバーは、私を含め、高橋里枝、山本真由美、杉本典子、末留三千恵、宇野由希恵、達富弘恵の7名である。