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2019.09.30 展覧会「環境と芸術1964TOKYO20」のディレクション


会場

2020年に迫った東京オリンピック開催を前に環境芸術に大きな役割を果たした1964年の東京オリンピック当時からの芸術活動を概観するとともに、いまこれからの活動を再考する機会として企画した屋内外作品展。

大会テーマ「環境と芸術1964 TOKYO 2020」
会場 三緑山広度院 増上寺 / メルパルク東京
主催  :環境芸術学会
大会協賛:武蔵浦和日本語学院 蘇州筑麻一生新材料科技有限会社 太平洋マテリアル株式会社
協力:三緑山広度院増上寺 富士ゼロックス株式会社

<テーマ> 「環境と芸術1964 TOKYO 2020」
<大会組織>
大会会長 高須賀昌志
実行委員長 大森正夫
副実行委員長 石上城行 前田尚武 酒井 正
実行委員 池村明生 阿部芳久 伊藤隆治 高橋 綾 下山 肇 鈴木太朗 小佐原孝幸 田島悠史 船山哲郎 宮本一行 奥田祥吾

■大会日程:2019年10月5日(土)6日(日)
■展示期間:2019年10月1日(火)〜10月6日(日)
■発表場所:増上寺

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また、公開シンポジウムでは、動く彫刻として新たな都市環境づくりに寄与した伊藤隆道氏と、日本のメディアアートを牽引した山口勝弘氏の筑波大学時代の教え子でPokémon GO開発者の石原恒和氏を基調講演に、日本の戦後芸術環境を討論した。

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第20回「環境と芸術1964 TOKYO 2020」開催にあたって

大会実行委員長 大森正夫

2020年、東京オリンピック・パラリンピックが開催されます。一つのスポーツイベントではありますが、現代日本の都市環境や芸術文化を顧みる時、1964年に開催された東京オリンピックは同時代の様々な社会活動の原動力として大きな役割を果たし、そのレガシーは今日においても輝きを放ち続けています。特に、この時代に生まれた新たなメディアやテクノロジーやデザインを融合する試みは、その後のアート観や社会との関わりを変革させ、今日の豊かな都市環境や拡張するメディア表現への礎を築いています。

そこで、2020年の東京オリンピック開催を前に、日本の戦後復興を象徴する1964年の東京オリンピックから2020年の東京オリンピックへ向かう現在までの日本における「環境芸術」のあゆみとまなざしを概観し、近未来への創造的コンセプトを紡ぎだせる展覧会を催します。

展覧会では、日本の都市環境やメディアアートに多大な功績を残した環境芸術学会の歴代会長・山口勝弘や伊藤隆道らの作品展示を始め、歴史的な視座から環境と芸術を考える上で重要な起点となった活動に光を当てるアーカイブ的な役割を果たすとともに、現代へと継承される実験的な表現活動も概観できるようなカテゴリー別の展示構成とし、若手作家の取り組みやメディアや価値観の変化に伴う先鋭的な活動も紹介したいと思います。