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2014.10.30 講演 :スキの現象学:世界ビエンナーレフォーラムに参加して
2014年10月30日(木)
神戸ビエンナーレ学校 第2回講座
KOBE BIENNALE COLLEGE – CHEERS / 2nd Lecture
演題:「スキの現象学:世界ビエンナーレフォーラムに参加して」
講演要旨
1つめは、2012年秋に参加したNo.1-World Biennial Forumで実感した神戸ビエンナーレでの特異性について。この会議はビエンナーレ財団に所属する世界各地で催される270以上のビエンナーレやトリエンナーレの中から40数組織が参加し、20の事例発表を軸に議論する会議でした。アジア・パシフィック部門の日本からは神戸ビエンナーレと横浜トリエンナーレが事例報告でしたが、報告と討議の後に別室で行われた招待組織のみでの会議で争点と神戸ビエンナーレサイドから提言した方針の先鋭性についてのギャップなどについて紹介しました。
2つめは、ビエンナーレという組織・名称・形式の由来と現状について。ベネツィアビエンナーレが発足した背景や事業内容について説明しましたが、ここでは万博との絡みからの19世紀の近代西欧芸術の役割などの変化について、ジャポニズムを織り交ぜながら説明しました。
3つめは、神戸ビエンナーレがコンペティションなどによって独自提案する複数のアートジャンルについて。芸術概念のヒエラルキーとカテゴリーから神戸ビエンナーレが展開する事業のコンセプトフレームをコンパクトながらしっかりと説明しました。
会場:神戸市勤労会館 406会議室
http://www.kobe-biennale.jp/school/