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2016.06.21 新聞記事「5回の神戸ビエンナーレ回顧」
2016/6/21 07:00神戸新聞NEXT
5回の神戸ビエンナーレ回顧 関係者らが意見交換
神戸市内を舞台に2年に1度催され、昨年秋の第5回展で幕を閉じた総合芸術祭「神戸ビエンナーレ」(同市など主催)を振り返るシンポジウムが20日、同市中央区のホテルであった。
神戸ビエンナーレは2007年にスタート。現代アートや陶芸、生け花、創作玩具など多彩な分野の作品を紹介し、第5回展は約38万人の観客があった。
シンポは有志らでつくる実行委員会の主催で、市民や文化関係者ら約150人が参加。越智裕二郎・西宮市大谷記念美術館長の司会で、同芸術祭にかかわってきた大森正夫・京都嵯峨芸術大大学院教授らが成果などについて意見を交換した。
「5回で終わるのは残念」「ジャンルの広さや多様性を認め合うのが特徴。コンペ中心で、若い人が挑戦できる場だった」などの声が出た。総合プロデューサーを務めた華道家吉田泰巳(ひろみ)さんは「神戸ブランドを高めるためやってきた。みんなに誇りを持ってもらうため頑張った」と説明。越智館長は「ビエンナーレの資産をいかに神戸の力にしていくかを行政に考えてもらい、いい形で次につなげてもらえれば」と締めくくった。(堀井正純)
http://www.kobe-np.co.jp/news/bunka/201606/0009207526.shtml